FAXDMは、開封した文書には目を通してしまう人間の心理的な習性を利用して開封率を100%にする広告手法です。 人間は、自分に必要か不要かを見て判断します。一般のDMは、封筒の外見で判断し、電子メールはタイトルで、FAXDMは内容で判断すると云われています。 米国では、"Fax Broadcasting"と呼ばれる一般的なプレゼンテーションのひとつです。

日本の事業所のFAX普及率が100%に近くなった今、FAXDMが日本の新しい広告手段のひとつとなるでしょう。

FAXDMは、100%の開封率であるがゆえに強制的に見させていることも事実です。 配信先の中には、「2度と送るな」などとクレームをFAXにて頂戴することがあります。 これは、内容が閲覧者にとって不要であると考えたためで、10円をかけて丁寧にもFAXでくることが普通です。 また、広告があまりに粗末な場合はクレームすらきません。クレーム数と成約数は実は比例しているのです。 クレームを恐れることは、セールスが門前払いを恐れているに等しいのです。
FAX一斉同報サービスの代表格は、90年代前半から急成長したNTTのFネットサービス、リクルートのFNXサービスが挙げらます。 これらのサービスは、広告としての利用ではなく決められたグループへの一斉情報伝達を主体として利用されています。
米国で広告論に基づいた理念の元に考案されたFAX一斉同報サービスは、 広告としての手段であり、「バナー広告」「電子メール広告」「FAXサービス広告」と云う三大ネットワーク広告方法として確立されています。 日本の市場はまさにこれからと云えます。
FAXDM広告の想定されるデメリット......
広告できるスペースの文字数が限定され、かつ、フルカラー印刷と比べて画像表現力や質感が伝達しにくいことなど。
FAXDM広告の期待されるメリット......
他の広告方法と比較にならない大幅な経費の削減、時間の節約、簡潔明瞭、利用方法の応用性、開封率やレスポンス率の高さなど。

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